One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 白侘助の開花 by M2017/11/09

朝露に濡れる白侘助
今日、朝食を食べている最中、窓越しに白侘助の開花を確認できました。朝食後、カメラを持って庭に降りて撮った一枚です。葉の濃い緑が花の白さを際立たせています。

20代から30代にかけて私は茶道を習っていました。毎週水曜日の夜、仕事を終えてからお稽古に行く先生のお宅は別世界でした。釜の湯が沸くときに聞こえる音、松風が一番の楽しみでした。

静まり返った部屋に聞こえるのは松風だけ。松風に、湯を注いだり茶を点てたりする音が加わり、神聖な音の世界が広がります。

正味1時間もないくらいのお稽古の時間でしたが、仕事とは別の世界を持つことは当時の私にとってなくてはならないものでした。

白侘助はお稽古で先生宅を訪れた時、床に飾られていたのをきっかけに知りました。清楚な中に佇む気品を感じる姿に一目惚れし、庭を作った時に真っ先に植えました。

30cmほどだった苗木が2mほどに成長し蕾をたくさんつけています。晩秋から冬のOne’s Wayの庭に花を添えてくれることでしょう。

茶道から10年以上遠ざかってしまいましたが、白侘助の花を見るたびに茶道を嗜んでいた時代を思い出します。

■ ようこそ、こだまスツール by T2017/11/09

こだまのカップル
前々から購入しようと思いつつ、先延ばしされてきたbue-due作の木製スツールをようやく手に入れました。

名前はこだまスツール(木霊スツール)。命名者は僕です。勝手にそう呼んでいます。10年ほど前でしょうか。このスツールを一目見て大好きになりました。ようこそ、こだまスツール!

映画『もののけ姫』のキャラクターの「こだま」に似ているところから名付けました。

材質はカツラ。とても素直で加工しやすい材です。One’s Wayの庭にもカツラの木があります。ハート型の葉っぱをしており、木漏れ日が涼しげ、黄葉も綺麗です。清水の湧き出るようなところに自生しています。

One’s Wayの庭では、遣水(やりみず)近くに株立ちで植わっています。西日と道路からの視線を適度に遮ってくれています。庭の役木で言うところの夕陽木(せきようぼく:庭の西にある落葉樹)です。

森林浴とかフィトンチッドとか色々な言葉で表現されていますが、要するに私達は森の精霊こだまに守られて生かされているというわけです。