One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 平成3年の抹茶茶碗、これは暗示だった?! by M2018/01/05

御題「森」
写真の抹茶茶碗は平成3年の歌会始の御題「森」にちなんで作られたもので、私の母からのプレゼントです。

平成3年の春に私たちは結婚しました。その記念にと普段は購入することがない抹茶茶碗を母はプレゼントしてくれました。使わずに何年もの間食器棚の奥にしまってありました。

それから27年、私たちは里山に家を構え、庭を作り、その庭が森になろうとしています。結婚当初は草むしりが嫌で、庭どころか、土の全く無い借家に住んでいました。もちろん「森」とは無縁の生活でした。

人間は変化するものだとつくづく思います。
300坪余りの土地を購入し、建坪20坪足らずの小さな家を建て、さらに菜園用の土地も手に入れ、里山暮らしを満喫するとは27年前にはこれっぽっちも思っていませんでした。

それがこうなったのは様々な出来事と選択の積み重ねの結果なのでしょう。そのきっかけとなったのが平成3年の冷夏だったような気がします。コメ不足となり翌年は輸入米が店頭に並びました。私たちはタイ米を好んで食べてはいましたが、生産する人間になりたいと初めて思いました。

そんなこんなで今に至っているわけですが、平成3年の歌会始の御題「森」は27年後の私たちの暮らしを暗示していたのではないかと今更ながら思っています。

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