One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 地力・体力・時の運 by T2020/04/15

リキュウバイ
土の中の微生物は土中の栄養分を分解し植物が吸収しやすい形にしてくれる重要な存在。また微生物の活動によって土は団粒構造を持った保水力・保肥力・通気性の良い土になる。腐葉土や牛フン堆肥などの有機堆肥は微生物のエサであり住処であり、微生物を増やし活性化させ、すなわち地力を高めてくれる。

ところが化学肥料ばかりに頼っていると、これらの微生物が活動を休止し数が減少していく。そして土は固く弾力を無くしていく。

このような因果プロセスは、病気に対する投薬と人間抵抗力の関係に類似している。病気を治す力とは医者でもなく、薬でもなく、最終的には人間の回復力・抵抗力・免疫力のはず。普段からちょっとした体調不良においても即座に薬や抗生物質に頼っていると、人間本来の病気に対する抵抗力が休止し弱まっていく。

薬を常用しない人は傾向として、いざ薬を服用すると効きが良い。元々高い抵抗力に薬の力が加わるからである。

現在の新型コロナウイルスには決定的なワクチンや特効薬がまだ開発されていない。私たちにできることは、如何なるウイルス変容にも力を発揮する潜在的に備わった抵抗力・体力を地道に維持増進させていくことに尽きる。万事尽くし、そしてそのあとは・・

あとは運命に任せれば良い。