One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 自作エアコン by T2020/08/06

24°Cを切りました
エアコンを購入するよりも却って高くつきましたが、我が家ではエアコンを作っちゃいました。自作エアコン、正確に言えば自作天然エアコンです。

家の周りにコナラやカツラなどの落葉雑木を大小多数植樹したのが10年ほど前。今では樹高も伸び枝葉も茂り、雑木林の屋敷林ができました。そして敷地を下った所に小川が流れています。

西側に山があって西日が遮られます。午後5時を過ぎると順調に気温が下がります。宵の風が小川の上を通る時空気が冷やされ、その風が屋敷雑木林の中を通る時、植物の蒸散活動による気化熱効果によってさらに冷やされ、よって涼風が寝室に入ってきます。天然のエアコンです。

猛暑日の正午過ぎは、さすがに暑く感じる時はありますが、それでも直射日光は枝葉に遮られ木漏れ日が家の外壁に当たる程度、地面は真夏でも苔が青々とするくらい保湿されています。日なたのアスファルト上とは雲泥の差。

写真は午前7時の2階寝室の音湿度計。気温は24度を下回っています。エアコン設定温度としては適しているでしょう。

ここまでは冷房クーラー効果ですが、一方で屋敷雑木林は大量の剪定枝・幹を産出します。これが薪ストーブの燃料となるので暖房の手助けにもなっています。

ところで先日、ある公園の樹木の落とす葉っぱが邪魔だ、という苦情が近隣の住民から市の方に届き、公園樹木の一部が伐られました。その伐られた樹木を薪の材料として頂きました。ありがとうございます。そして樹木が無くなった住宅地に対し、暑中お見舞い申し上げます。