One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 廃棄物の出ない廃棄 by T2020/08/09

お盆頃に咲くミソハギ

生前父は言っていました。
「ゴミの多く出る家はお金が貯まらない」と。
廃棄されたりリサイクル業者に委託するゴミや不要物も、元を辿ればお金で購入したものだからだそうです。

そんな格言に影響されたからでしょうか、我が家を新築した時、最初から見積もりにも決算にも計上しなかった費用があります。それはゴミ廃棄処理費です。

我が家は木造建築ですので、施工で生じた木端等は全て自前で処理しました。すなわち薪ストーブの焚き付け燃料に使い尽くしました。合板は使用しなかったので、安心して薪ストーブに投入することができました。

このように、我が家の建材の多くは無垢の木材で安全に燃やすことができますが、加えて、我が家の断熱材も炭化コルク材なので安全に燃やすことができます。一般的に断熱材としてよく使われているグラスウールや発泡ウレタンは、安全に燃やすことができず廃棄処理が面倒ということで使用しませんでした。私たちは未だ家が建つ前から家の廃棄のこと、正確には廃棄物を出さない家の廃棄のことを考えていました。

ちなみに、もしも災害等で家が倒壊したならば、おそらく立ち上げ2メートルのコンクリート基礎は残ると思うので、そこに仮屋根を付けて、廃材を燃料とした仮設住宅生活を考えています。極力災害ゴミは減らしたいと考えています。

数日前に亡き父の誕生日を迎え、今年は静かなお盆になりそうです。
もし、父の格言が正しいならば、極力廃棄物を出さない決意の我が家は、お金が貯まっているはずなんですけど・・・。

写真は、お盆頃に咲くミソハギ供花