One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 計画的偶発性の賜物 by T2020/08/15

マカイバリ紅茶
先日、東京の親戚より高級紅茶が郵送されてきました。
インド、ダージリン地方のマカイバリ紅茶。
本当にありがとうございます。

突然のことで、何故、我が家に送られてきたのか、親戚に理由を尋ねると、
「高級紅茶が手に入ったのだけれど、あなたたち夫婦なら興味を持って飲んでくれると思ったから」とのこと。これは最高に嬉しい言葉です。

ところでこんなこと経験ありませんか?どこかのお宅への贈り物を考えた際、「あそこの家にウイスキーを送っても、どうせ日本酒の熱燗しか飲まないし」とか、お菓子を送ろうとしたら「原料がバターじゃない。どうせマーガリンや添加物入りの菓子じゃ食べたくないと言うよな」とか想像して、結局送るのヤーめた、となった経験。

スタンフォード大学のジョン.D.クランボルツ教授らが打ち立てた計画的偶発性理論という考え方があります。これは、個人のキャリアの約8割は偶然の出来事によって決定されていく。ならばより良い偶然が生じやすいように計画的に生きることができるのではないかという考え方です。そしてより良い偶然が生じやすい行動特性として以下の項目を挙げています。
・好奇心・持続性・柔軟性・楽観性・冒険心

頑ななこだわりを捨て、興味関心を広く持ち、楽しく、チャレンジし続ける人間には、総じてより良い偶発的出来事が生じやすいというわけです。

話は変わりますが、かつて若かりし僕は、薪はコナラなどの広葉樹じゃないとダメと思っていました。甚だ未熟でした。今ではいろいろな樹種の薪を楽しむようになりました。それにつれて薪焚き人としての経験や見識、薪のストック量もお陰様で増えました。

マカイバリ紅茶が、計画的偶発性の賜物であるならば嬉しい限りです。