One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 生涯スポーツ by T2021/01/28

スポーツウエア
外出自粛で運動不足になる人が増えているそうです。そんな昨今、洗濯物を干していると、あることに気付きました。

「夫婦揃って、何と運動用衣類の洗濯が多いのだろう」

コロナ拡大以前から、妻は週に4日ペースでエクササイズジムに通っています。僕も1日に1〜2時間ランニング、室内自転車、筋トレを行なっています。

別にコロナ禍によって始めたわけでなく、コロナ禍以前とライフスタイルが変わることなく、唯々、習慣的に行ってきました。

何故、運動が習慣化したのか?その要因を自分なりに探ってみるに、夫婦共通のあることに気付きました。それは

「両人とも、中学高校時代、運動を強制されていないということ」

例えば運動部活動。本来課外活動であるはずの部活動が、最近は全員強制加入制を採用している学校が多いようです。でも私たちは中学高校時代からステイホームが性にあっていたので帰宅していました。そんな生徒の自由と選択を尊重してくださった当時の学校に、今とても感謝しています。

人間というのは面白いもので、運動を強制されないと反対に運動を自らしたくなるものです。というわけで、私たち夫婦は共に生涯スポーツ習慣を身につけることができたと、僕は分析しています。

■ 冷や飯を食らう by T2021/01/25

鍋雑炊
我が家には炊飯保温ジャーがありません。加えて電子レンジもないので、ご飯は冷めてしまいます。温かいご飯は炊きたての朝ごはんのみです。昼食は弁当なので冷やご飯、夜は今の季節ならば鍋雑炊にして食べます。

ところで先日こんな記事を読みました。
「米を冷まして食べるのが病気を遠ざける」
笠岡誠一著『腸活先生が教える病気を遠ざける食事術 炭水化物は冷まして食べなさい』

現代日本人は食物繊維摂取が不足しているそうです。食物繊維といえば野菜を食べることと思いがちですが、米などの炭水化物穀物も豊富な食物繊維を含んでいます。

また、コメに含まれる難消化性デンプン(レジスタントスターチ)は、炭水化物にもかかわらず「ハイパー食物繊維」と呼ばれ、冷めると更にブドウ糖連結が強化され難消化が高まり直腸まで消化されずに腸内を掃除してくれるそうです。

というわけで、腸内フローラを良好に保ち免疫力を高め健康を維持するために、米は冷まして食べましょうという結論に至ります。

ところで話は変わりますが、薪ストーブで妻が鰤大根を作ってくれました。ガスも電気も一切使わず、薪エネルギーだけでコトコト煮込んだ鰤大根。何と骨まで柔らかくなって食べることができました。

冬の健康食は、温かい薪ストーブ料理と冷やご飯で決まりです。

■ 暖かい家は人権である by T2021/01/22

蓄熱式暖房器
マイナス7℃、大寒のこの時期らしい最低気温を記録しました。

ところで、我が家の中で最も暖かい場所、それは寝室です。正確に言えば、寝室は家の中で最も寒暖の差が小さく、日中家を留守にしていても気温の下がりが最も小さい場所です。

我が家は玄関からトイレ・脱衣場の中まで、1階も2階も全て1台の薪ストーブで暖房します。加えて寝室には別に蓄熱式暖房器を設置しています。蓄熱式暖房器とは深夜電力でレンガに蓄熱し、24時間ずっと放熱し続ける暖房器具です。だから留守中薪ストーブの火が消えていても、寝室のみは少し暖かい状態をキープしています。

薪ストーブに火が入ると、暖気は2階の寝室にも入ってくるので自然と蓄熱式暖房器の放熱量は少なくなります。

寝室こそ暖房に注意を払うべき空間だと考えます。よく、布団にもぐってしまえば大丈夫だから寝室は寒くてもいいと語る人がいますが、僕は断固反対します。その理由を述べましょう。

寝室では1日の約3分の1(=人生の3分の1)の時間を過ごす。
睡眠中は運動による身体発熱量が少ない。
着替えをするのは寝室が多い。
風邪を引いたりして休養する時、寝室が1日中暖かい方が有利。

よって寝室こそ守られたシェルターであるべきです。また24時間寝室が暖かいということは、ベッドや寝具等も常に暖かく乾いた状態だということです。

かつて学生時代、真冬のキャンプをした時、朝起きたら枕元にあった昨晩の味噌汁がシャーベット状になっていたことがありました。テント内にもかかわらずです。これは極端な例ではありますが、便利な世の中になったとは言え、寝室が氷点下近くになるなんて文明国の寝室とは言えないと考えますが、皆さんどう考えますか?

ちなみにイギリスやドイツなど先進国では「暖かい家は人権である」という思想のもと、最低室温は18℃〜23℃と法令で定められていますが、日本には室温規制がありません。WHOも室温18℃を推奨しています。

■ デジタル健忘症 by T2021/01/20

20年前家づくりの様子

自分の携帯電話番号以外に、番号11桁を完全に覚えている携帯電話番号が一つだけあります。妻の番号ではありません。妻は携帯電話を所有していません。

それは我が家を建てて下さった大工さんの番号です。

今から20年以上も前、当時は携帯電話が普及し始めた頃でした。当時auは存在せず前身の北陸セルラーでした。新築のため頻繁に大工さんと連絡を取るために僕は携帯電話を所有しました。あまりにも頻繁に大工さんに電話をかけたため番号を暗記してしまい、現在まで消えることなく頭の中に記憶されています。

ところで、「デジタル健忘症」という言葉があります。これは、スマートフォンやデジタルデバイスに情報を記憶させると安心してしまい、その情報を忘れてしまうことです。現代の便利な日常生活の中で、昔よりも記憶することが少なくなっているかも知れません。例えば電話番号などです。

しかし、せっかく苦労して記憶するならば、無意味な数の羅列である電話番号より、もっと意味のある、そして時が経過しても不変の情報を記憶したいと思います。

不変で価値ある情報の最たるもの、それは歴史だと僕は考えます。
過去は変えることができないからです。そして不変の過去から学ぶことによって、未来をより良いものに変えていくことができるからです。

■ 大盛り2杯でも原因不明 by T2020/12/14

夫婦の朝ごはん
最近、我が家の米消費量は1日に4合。
妻 : 僕 = 1 : 3 なので、55歳の僕は1日に3合つまり毎食1合食べている計算となります。ちなみに1合とは標準茶碗で大盛り2杯だそうです。

写真は私達夫婦の朝ご飯です。

これでも若い時より少なくなりました。40歳前までは、朝と晩の2食分で5合炊いていましたから。

さて、現在1食につき1合食べているにもかかわらず、周りの人から「痩せたんじゃない?」と言われるもんで、そう何度も言われるのでちょっと心配になり、造影剤を注入しての胸腹部CT検査を受けました。結果は異常を認めず。

昨日も豚シャブ鍋に豚肉500g投入しました。どうすれば太れるの?ドクター曰く「スクワットをして筋肉をつけて下さい。そうすれば体重が増えます」とのこと。

ところで、今週は冬型の気圧配置が強まり積雪の予報が。毎年冬季の僕のオフトレはスクワット連続1時間(およそ1000回)。冬のスクワット1時間は20歳から続けています。今朝も薪ストーブに火をつけてから、朝ご飯前に1時間スクワットをこなしました。

今日までスクワット歴35年の僕に、まだスクワットせよとおっしゃるの?世の中には、原因不明の分からないことの方が多いようです。

■ いのちの林檎 by T2020/11/01

いのちの林檎
昨日、妻が世話をしている地域コミュニティの映画鑑賞会がありました。上映されたのはドキュメンタリー『いのちの林檎』

絶対不可能とされた無農薬・無肥料での林檎栽培を成功させた木村秋則氏の実践をベースに、徐々に現代人を脅かしている化学物質過敏症について考えさせられる内容でした。

農薬、食品添加物、タバコ、排気ガス、消臭芳香剤、電磁波、シックハウス物質などなど、巷に溢れている化学物質に敏感に反応するならば、その大変さは想像を絶するものがあります。しかしながら、何が幸福で何が不幸かはそう単純な問題ではありません。

もしも自分が化学物質に敏感に反応することなく、日常生活をスムーズに送れるとしたならば、果たしてそれは幸せなことでしょうか?

そもそも化学物質過敏症とは、悪い化学物質に対する人体の注意喚起・防衛反応です。

例えば、アルコールについて考えてみましょう。生まれながらにしてアルコール分解酵素を持っておらず、体質上お酒が全く飲めないという人は、日本人の中にはある程度存在します。これも広義の化学物質過敏症と言えましょう。しかしお酒を飲むことのできない下戸の人は、絶対にアル中やアルコールにまつわる病気にはなり得ませんし、アルコールによる社会的トラブルも起こし得ません。アルコール過敏症が自分を守ってくれているということです。

つまり、化学物質に殆ど反応しないと喜んでいる自分は、化学物質が素通りして体内に入ってしまい、癌などのより重篤な病気を引き起こす可能性があるということだとも考えられます。

ともあれ、化学物質過敏症を発症する未然に、可能な範囲で化学物質というハイリスクを避けるように努めるつもりです。

■ 腰痛予防と南高梅植え付け by T2020/10/16

南高梅の苗木
腰痛に悩む人は多いですよね。里山生活は結構肉体労働が多いので、腰痛は大敵。でも、どれだけ気を付けていてもリスクをゼロにすることはできません。何故なら加齢と共に老化が進むからです。

治療よりも予防が大事。腰痛になってから考えるより腰痛になる前に考えたいものです。いろいろな方に伺ったところを総合すると、腰痛予防のポイントは2つ。それは筋力の維持と柔軟性。

背骨は自立できません。背骨を直立させているのは腹筋と背筋です。腹筋背筋力を維持しましょう。とはいうものの時間を設定して筋トレするのは長続きしない。僕は日常的に姿勢を良くするように意識しています。特に座っている時なるべく背もたれに依存しない、それだけで効果があると考えます。

写真は最近植え付けた南高梅の苗木。まだ根がしっかり張っていないので支柱で保護。支柱はコルセット、しっかり大地に根が張れば、それが南高梅の筋力。

■ 同じ38℃でも by T2020/08/11

ペルセウス座流星群
昨日の富山市の最高気温は38、4℃。街中ではそれ以上に暑かったでしょう。
確かに暑かった。でも湿度はどうか?湿度は40%台でした。
その証拠に、深夜の星空の綺麗だったこと。夏空に星がよく見えるということは、水蒸気が少ない証拠です。ペルセウス座流星群でしょうか、北の方角に流れ星がいくつか見えました。

北陸地方が高温になるのは山越えの南風がもたらすフェーン現象です。だから空気が乾燥する。空気が乾燥するから汗も乾きやすい。汗が乾くから体温を気化熱として奪ってくれる。同じ38℃でも高温多湿な太平洋側とは異なります。

マスコミ報道も日本全国一律に、温度だけで判断して「暑い暑い」を連発しすぎじゃない?これだけ「暑い」を連発されると、暑いというより「暑さ」に洗脳されるみたい。

温度だけじゃなく湿度にも意識を向けませんか?湿度が低ければ、こまめな水分と塩分補給に心がけることによって結構凌げるものです。洗濯物もパリッと乾くし床板も乾いて気持ち良い。バリ島の湿気ったリゾートホテルよりも絶対快適。

今日も台風崩れの低気圧が日本海を北上し、フェーンの乾いた風が吹く予報。
これから短パン姿で自転車出勤するつもりです。

人生楽しんだ方が絶対お得。

■ 騒げば騒ぐほど by T2020/07/26

シイノキ
成人式でのごく僅かの若者のバカ騒ぎを、報道して自制を促せば促すほど、却ってバカ騒ぎが全国に拡大しました。

熱中症という言葉を騒げば騒ぐほど、全国に熱中症が広まりました。

コロナ第2波危機に、若者中心の感染拡大を騒げば騒ぐほど、若者に自粛を呼び掛ければ呼びかけるほど若者は出歩き、今後感染がより拡大するものと思われます。(若者だけとは限らないのですけど)

臆病者で、自分から自分だけで行動は起こせないものの、いったん周囲に行動している人間の存在を知った途端、思慮浅く、俄然横並び行動に走る没個性人間というものは結構存在すると思われます。

没個性にも関わらず、目立ちたい個性的でありたいと願い、周囲に横並びしようとする人間を抑制するには、徹底的な無関心が最も効果的であると考えます。何故ならば、彼らは没個性であることを隠蔽したいがために目立つことをするのが目的だからです。誰も関心を持たなけれな目的を達成することができません。

現在のところ、没個性人間によるコロナ第2波は大都会中心ですが、今後どうなるか分かりません。里山の若者皆さんは淡々とやるべきことをやり続けましょう。この現状をどう生きるかで格差は広がります。

ところで、富山県出身の新大関朝乃山が活躍しています。このコロナの現状において、やるべきことをキッチリやり続けている結果であると本当に感心します。凄いです。

とはいえ、ステイホーム自粛で悶々としつつある方々、もしもストレスを発散されたいと思われたならば、今日、金山里山の会にて樹木枝のチップ化作業を行います。初心者大歓迎です。

里山活動で大騒ぎしましょう。

■ 熱中症に対する免疫力 by T2020/07/22

木陰
人間の寿命を決めるのは人間の本分ではありません。寿命を決めるのは神様の本分領域でしょう。しかしながら寿命を縮めないように人間側にも日頃から努力できることはあるでしょう。

「無理をしない」ことは健康を損なわないためにも大切なことであり、ここ最近ではよく聞かされる言葉です。しかし「無理をしない」ことと「負荷をかけない」ことは同じではありません。

廃用(はいよう)という概念があります。廃用とは使わない機能や器官は退化していくことです。例えば、使わない、つまり負荷をかけない筋肉は萎縮退化していきます。汗をかかないと汗腺機能が退化していき代謝機能も衰えます。

昔は「温室育ち」という表現がありました。現代では「エアコン育ち」かも知れません。

熱中症を予防するために、こまめな水分補給とエアコンの利用について、耳にタコができるくらいに聞かされます。間違いでは無いと思いますが、完全な正解だとは思いません。

僕だったら、「暑い場面ではしっかりと汗を流した上で、こまめな水分補給と涼しい場所での休憩休息に心がけたい」と言うでしょう。

熱中症にならないための対策は、ワクチン接種とよく似ています。少々の負荷をかけて抵抗力・免疫力を身につけること。少々のストレスや負荷を自分にかけながら、レジリエンス(回復力、立ち直りの強さ)を維持したいと思っています。