One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ パレスホテル東京とは天と地の差があるれど… by M2017/11/14

林さんの干支シリーズ
昨日の午後、大寺幸八郎商店さんの幸太さんが週末に迫ったイベントに展示する作品を持って来て下さいました。大寺さんは2015年春のイベントにご協力くださっています。

bue-due製作の富山県産の杉が材料の棚に幸太さんの従兄弟、林悠介さんデザインの作品の干支シリーズ他、可愛い作品たちが並びました。

干支シリーズのきっかけは美大を卒業されたばかりの林さんとの「オリジナル作品を何か作りたいね」という会話からから始まったとのこと。残りはイヌとイノシシだけになったことに感慨深げでした。

林さんは納得できるまで妥協されないそうです。ですので干支の置物の完成が年を越すこともあるそうです。今はネズミから今年の干支のトリまでが揃っています。来年の干支のイヌの置物ができるのはいつになるかは???とのこと。

ところで、昨年末に東京へ行った折、たまたま立ち寄ったパレスホテル東京のホテルアーケードに高岡を代表する鋳造メーカー「能作」さんのショップをみつけました。お店をのぞくと何と能作さんの商品に混ざって、林さんの干支シリーズの動物たちがちょこんと鎮座してるではありませんか!お店のスタッフさんによると外国人観光客に干支シリーズは人気が高いとのこと。

パレスホテル東京とOne’s Wayとでは、天と地ほどの差があり比較などできませんが、並んでいるのは同じ作品です。ちょっぴり誇らしい気分になります。

2015年春のイベントについてはこちらをご覧くださいませ。
http://www.ne.jp/asahi/ones/way/event.html#ev_15s

大寺幸八郎商店さんについてはこちらもどうぞ!
http://www.ne.jp/asahi/ones/way/recommend.html#rec_otera

■ 庭は負の遺産か? by T2017/11/14

庭の中にある家
昨日の貴重な晴れ間、週末One’s Wayのイベントに向けて駐車場の草刈りも終了しました。

話は変わりますが、最近僕の周りで庭を消去・縮小又は庭木の除去を行う動きを見たり聞いたりします。その理由を尋ねると、維持管理とお金のかかる庭を次世代に残すことは憚られるということみたいです。庭を負の遺産として認識されているのでしょうか。親自身が庭を負の遺産と認識しているのか、子が庭を負の遺産と認識しているのか、はたまた両者とも負の遺産と認識しているのか、定かではありませんが。

それに関しては人それぞれですから、僕には全く意見はありません。僕自身に関しては庭を正の遺産として認識しているので、体が動く限りガーデニングしていくつもりです。

One’s Wayの庭はコナラやリョウブ、ソヨゴ、エゴノキ、ヒサカキ、アカメガシワ、ヤブニッケイなど里山に自生している雑木が中心の庭なので、私たちの寿命が尽きた時は周りの里山に同化していけば良いと思っています。庭造りの当初から里山に帰っていく意図を持って造園してきました。

我が家の場合、庭付きの家というよりは庭の中にある家と僕は認識しています。その証拠に我が家の建ぺい率は10%を下回っています。小さな家だからこのような数値になっているわけですが、それでも10%を下回るとどう見ても庭が主で家が従です。結局私たちは庭に住んでいるわけです。我が家の屋号がOne’s Wayなのもお分かり頂けるでしょう。雑木林の小径脇の四阿(あずまや)に私たちは暮らしているのです。だから住まいはテントでもキャンピングカーでも良いのです。家に住むのではなく庭に住んでいるのです。

僕の実家には土の地面があまりありませんでした。土の地面を求めて里山の土地を手に入れました。