One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 薪生活における地味な仕事 by T2020/02/23

焚き付け用樹皮

チェンソーで木を切ったり、斧で薪割りしたり、薪ストーブライフには派手でカッコイイ面もありますが、割った薪を積んだり、柴を束ねたり、意外と地味な仕事も多くあります。そしてこのような地味な仕事は、薪生活を快適にする上でとても重要です。

写真は、焚き付け時に使用する樹皮を集めたもの。スギの樹皮とアオハダの樹皮です。細かく適当な大きさにしてから着火材として使います。

使い易いように細かく準備するのは主に雪や雨の日の仕事。女性や子ども達でも楽しくできる作業です。このような作業があるから薪ストーブに火がともるのでとても大切な作業です。

木を切ってからしばらく放置しておくと、自然と樹皮が剥がれやすくなります。ベリベリっと樹皮を剥がしておくと薪の中に虫が入りにくくなります。虫は樹皮と樹幹の境界付近を移動して喰い荒らすからです。樹皮を剥いだスギ薪は雨水を避け風通しの良い状態に積んでおけば長持ちします。家のスギ建材が100年以上も家を支えているわけですから。

マツボックリや折れ枝などの焚きつけ材を集めながら、森をピクニックしたり森林浴したりすれば、週末休日をとても生産的で有意義なものにできると思います。昨今の世の中はワークライフバランスとか言って、仕事・暮らし・遊びを分離する傾向が強くなっています。仕事・暮らし・遊びが融合すれば楽しく生活できると思うのです。休日ショッピングモールへ出かける途中にガソリンスタンドに立ち寄って燃料補給するのは楽しい作業ではありませんが、森で燃料を集める作業はとても楽しい作業です。

これから暖かくなります。里山を歩き楽しく暮らしませんか。