One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 里山暮らしとお金2020/06/24


紫陽花

ポイント還元事業期間が6月末で終了します。

ところで、ポイントを貯めることは暮らしを豊かにするのか否か、常に議論の的になっています。巷では、ポイントを貯めることが目的化し消費支出が増えるという傾向も見られるようです。何故ならポイントは消費金額に応じて増えるからです。ポイントが増えれば得をするという意識がモチベーションとなり、ついつい財布の紐が緩み、散財しても自分を正当化できるからです。

ポイント還元はキャッシュ還元ではないので消費しないと意味がありません。ポイントを活かそうと思い買い物をすると、再び消費支出が増えます。

では、ポイント還元を資産形成に活かすことはできないでしょうか?

ポイント還元を資産形成に活かそうとするならば、ポイントを現金額に自己換算して、その金額分を貯蓄なり資産運用に投資するのが良いと僕は考えます。ポイント分は確実に家計支出金額を減少させているわけですから、その分は貯蓄・運用できるはずです。

ポイント→現金換算化→収入の一部を貯蓄・運用
この作業を定期的に行うわけです。

以前、ブログで書きましたが、お金とは何なのか?
①お金とは使うものなのか(消費)
②お金とは稼ぐものなのか(労働)
③お金とは、お金自らがお金を生み出すものなのか(運用)

ポイントはそのままだと①に準ずるものに過ぎません。それを①→③に置き換えるわけです。

私たちは現状維持バイアスに目が眩み、今の暮らしが永遠に続くように錯覚しがちです。しかし未来は常に不測の事態と既測の老化の連続です。天災人災コロナ禍に満ちています。

里山暮らしもスローライフも例外ではありません。田舎暮らしはお金が無くても自給自足でその日暮らしできるなんて思ったら大間違い。だって縄文人さえも交易していたわけですから、現代人が金融経済と一線を画して生きることは非現実的。
また田舎は人情味があり「結(ゆい)」といった助け合いの精神に満ち溢れているから大丈夫と考えるのも楽観的すぎ。

とにかく、未知の未来に向けて、
お金は使うためだけのものでなく(いつか蓄えが無くなる)
お金は稼ぐためだけのものでなく(いつか働けなくなる)
お金にお金を稼いでもらうことも重要だと考えます。


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