One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 機会費用 by T2020/08/07

オクラの花
野菜の値段が高いそうです。我が家の菜園でもナスが不作です。しかしナスの木が枯れたわけではありません。ナスは息の長い野菜です。昨年も夏場不作でしたが秋ナスが多く収穫されました。不作ということは現時点において未だ地力が消耗していないということですから、今後の収穫に期待します。

家庭菜園の良いところは複数種類の野菜を少しずつ植えてあることです。ナスが不作でもピーマン、シシトウ、キュウリは豊作。家庭菜園は分散投資でリスクを相殺し運用利益を着実に上げていく優良なポートフォリオです。

市場の野菜高騰の時期に積極的な家庭菜園の運用によって損失を抑え利益を上げることができる。であるにも関わらず、ただ受身的に市場の乱高下によって損失を被るだけという姿勢は、経済用語で言うところの「機会費用」を支払っていることだと僕は認識します。

「機会費用」とは、時間の使用・消費に関わる経済概念で、ある行動を選択実行すれば得られたであろう利益を、実行しなかったことによってその利益を得られなかった、つまり実行しなかったことによって被った架空の損失費用のことを指します。

世の中というものは、自ら何もしなければゼロのままなのでなく、マイナスになって知らず知らずのうちに引かれていく世界です。例えば現金10万円を今所有しているとして、そのまま10年何もしなければインフレ等によって貨幣の将来価値は低下していくでしょう。公的年金だって、いずれ給付されるだろうと思っていたら徐々に減らされていく。自ら行動を起こさないという選択はゼロ成長でなくマイナス成長なのです。加えて人間は老化していきますから人的資本は時間の経過と共に確実に減少します。

思い立ったが吉日。偶然にも今日は夏土用明けの立秋、そして大安の金曜日。
何かを始めるなら今がチャンスかも!

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