■ 薪割りに酔う by T ― 2017/11/02
以前からためてあった薪用原木を全て割り切り、薪置き場に積み込みました。今年一年で合計13~14立米の薪を作りました。全て斧による手割りです。1シーズンの薪使用量が9~10立米なので、十分に持続可能な量と言えましょう。この薪は来来シーズンに使用します。
玉切りした原木を斧で割ると、割り口から樹木の香りが辺りに漂います。サクラの場合燻製チップに使われるくらいだから、さぞかし良い香りだと思いきや、さほど良くはありません。それに比べればスギやヒノキの方が、新築の家で嗅ぎ慣れた健康的で良い香りが漂います。
しかし香りの良さでダントツの1位はコナラだと僕は思います。この意見に反論する人は受けて立ちましょう。コナラは英語でオークです。キング・オーク・オブ・ウッズ、まさに森の王様です。
コナラの香りは土の精気。それは高級フレンチのソースのようでもあり、ヴィンテージ赤ワインのようでもあり、でも1番近い香りはモルトウィスキーです。
それもそのはず、シングルモルトのスコッチウィスキーはオーク樽で3年以上熟成させることが法律で義務付けられています。銘酒も良質の薪も時間の経過が大事なのです。
コナラ薪の香りは割った直後が最も強く、ひと夏越え薪としてくべる時期には香りはほとんど無くなっています。
香りの無くなったコナラ薪を薪ストーブで燃やしながら、傍でウイスキーグラスを傾ければ、炉辺には芳しいコナラの香りと精気が再び蘇ってくるのです。
TAKES OUT THE FIRE but LEAVES IN THE WARMTH
(歳月は情熱の炎を消し去り、それを温もりに変える。)
アイラの銘酒ラガヴーリンのラベルより
玉切りした原木を斧で割ると、割り口から樹木の香りが辺りに漂います。サクラの場合燻製チップに使われるくらいだから、さぞかし良い香りだと思いきや、さほど良くはありません。それに比べればスギやヒノキの方が、新築の家で嗅ぎ慣れた健康的で良い香りが漂います。
しかし香りの良さでダントツの1位はコナラだと僕は思います。この意見に反論する人は受けて立ちましょう。コナラは英語でオークです。キング・オーク・オブ・ウッズ、まさに森の王様です。
コナラの香りは土の精気。それは高級フレンチのソースのようでもあり、ヴィンテージ赤ワインのようでもあり、でも1番近い香りはモルトウィスキーです。
それもそのはず、シングルモルトのスコッチウィスキーはオーク樽で3年以上熟成させることが法律で義務付けられています。銘酒も良質の薪も時間の経過が大事なのです。
コナラ薪の香りは割った直後が最も強く、ひと夏越え薪としてくべる時期には香りはほとんど無くなっています。
香りの無くなったコナラ薪を薪ストーブで燃やしながら、傍でウイスキーグラスを傾ければ、炉辺には芳しいコナラの香りと精気が再び蘇ってくるのです。
TAKES OUT THE FIRE but LEAVES IN THE WARMTH
(歳月は情熱の炎を消し去り、それを温もりに変える。)
アイラの銘酒ラガヴーリンのラベルより