One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 石畑池の白鳥、飛去間近か? by M2017/03/01

石畑池上空を舞う白鳥
今朝、散歩途中、石畑池に白鳥が13羽いました。足を止め写真を撮っているとバタバタと羽ばたきだし、9羽が飛び立ちました。

先週頃から飛去を控えた白鳥が羽ばたく姿を度々見ます。ギャラリーの数も増え、連日、数台の車が止まっています。今朝も、軽ワゴン1台止まっており、一人のカメラマンがシャッターチャンスを狙っていらっしゃいました。

今年は暖冬だっため、白鳥の飛去は例年よりも早いのではないかと聞いています。毎日、今日が見納め、聞き納めと思いながら、白鳥の姿を見、白鳥の声を聞いています。

■ 里山の住人ならぬ里山の囚人 by T2017/03/01

2トンダンプ1杯分の山砂
今日我が家One’s Wayに山砂が運ばれてきました。2トンダンプ1杯分です。

何に使うかといいますと、花壇のかさ上げ及び樹木根周りの土壌改良に使います。関東ローム層と異なり富山県の土は粘土層が多いのです。私たちの住んでいる里山も粘土質です。粘土は保湿・保肥力がありますが排水が悪いです。排水が悪いと植物の根に酸素が届きにくくなります。我が家の敷地は緩やかに傾斜しているので水が溜まるということはありませんが、場所によってはかなり粘土質が強い場所があって、根の張りが芳しくない樹木があるようです。

そこで山砂:粘土=3:1プラス腐葉土等を鋤きこんだ土壌改良を計画しました。庭のデザインを依頼したリイフスさんと富山職芸学院にお願いして、富山県小矢部市の山砂を入手しました。

手作業で粘土を掘る作業は本当に重労働です。重たい石を運ぶのと同じくらいきつい作業です。寒い季節はまだ身体が暖まりますが、暑い季節はそれこそ修行です。僕は時々庭や畑でスコップワークをしながらこう思うときがあります。

「自分は里山の住人ならぬ里山の囚人なのではないか」


自分で作った猪垣はイノシシ用ではなくて自分を閉じ込めて置くための柵なのではないか。樹木やイノシシが主人であって刑務官なのではないか。世界は認識一つで変わって見えるような気がします。しかしながらそんなカフカ的ともカミュ的ともいえるような世界の中で、実はそれを結構楽しんでいる自分が居るのも紛れもない事実です。


この世に生まれて来ることは常に受動態です。刑罰を受けるのも受動態です。そんな不条理な刑罰とも捉えられなくもない人生というものを、自分の自由意思で謳歌していく。自由意思によって受動態が能動態に変わる瞬間。刑罰を心の底から楽しむ囚人がいたとするならば、それは刑罰になり得ません。どこに居ようとどんな暮らしをしようと、それは緑の楽園、グリーングリーングラスオブホームになってしまいます。そう思いませんか?