One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 我が家One’s Way 唯一で最後の雪下ろし by T2017/03/09

我が家の屋根で唯一雪の溜まる箇所
我が家の屋根はステンレス葺きで5.5勾配(やや急勾配)です。雪が自然落雪するように設計しました。瓦葺きではないので雪が滑っても瓦がずれることはありません。また雨樋が無いので雨樋を破損することもありません。

元来、瓦文化は中国大陸から仏教寺院建築と共に日本に伝来したようです。瓦屋根は和風建築の代名詞といった感がありますが、僕はそう思いません。その証拠にヤマト発祥の神社建築には瓦が使用されていません。ちなみに雨樋もありません。このことは私たちが瓦を使用しなかった理由の一つでもあります。

家への負担や地震倒壊に対するリスク面、さらに雪下ろしといった労力面から考えると、重たい雪や瓦を頭上に載せておくことは非合理的だと私たちは判断しました。ただし多様な意見があると思うのでこれはあくまで個人的見解です。

軽い屋根は台風で飛ばされるかもといった指摘が無いわけではありませんが、そのリスクを緩和する周囲の雑木林が年々成長してくれているのは頼もしい限りです。

ただし、我が家の屋根で唯一雪の溜まる箇所があります。それは母屋とガレージの接点です。この接点のおかげでガレージ屋根から母屋の頂上つまり煙突上部まで登り、毎年煙突掃除をすることができるわけですが、同時にそこは落雪の盲点でもありました。

積雪があり除雪車が出動する日には僕もガレージ屋根に上ってこまめに雪下ろしをします。ガレージ屋根は緩やかで地面からの落差もさほど大きくないのが幸いです。入居当初には予定していなかった雪下ろしですが意外と楽しい作業です。

春の淡雪が積もった今日は今シーズン最後の雪下ろしになるでしょう。ほとんど下ろさなくてもよいくらいの雪量ですが(笑)。