One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 適応人が生き残る by T2019/09/02

里山の眺め
最も強い者が生き残るのでなく
最も賢い者が生き続けるのでなく
最も変化に適応した者が生き残る。

ダーウィンの言葉だとか、そうじゃないとか。

人類20万年以上の歴史の大半は、飢えの恐怖に苛まれる時代であった。その過程で人類の身体は、栄養を少しでも多く蓄え来たるべき飢餓に備える進化を遂げてきた。一方で人類の精神は、今ここにある利得を即消費することを優先し、遠い将来のために利得を蓄えることなど考える必要がなかった。食糧は保存が効かないし、数日後生きているかも分からないのだから。

ここ最近、社会環境が極めて短期間に劇的に変化した。食べ物がいつでも手に入るようになった。100歳時代になった。遠い未来は想定の範囲内となった。

ところが人間の身体及び精神は環境変化に進化レベルで追いつくことが残念ながらできていない。身体は限りなく栄養(皮下脂肪)を蓄え続け、精神は今日の利得を明日のために蓄えておくことが依然として極めて困難な状況である。(未来の利得を前借り借金することは得意だが)

時代は飽食によって生命を縮める時代になった。時代は年金に依存できない高齢化時代になった。

自分の中にいる近視眼的な原始人を手なづけ、遠視眼的な適応人に変化できる者が生き残ることのできる、そんな時代が到来した!

望むところだ。やってやろうじゃないか!!
里山におけるストイックな簡素生活は、そんな時代に適応していると僕は分析する。