One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 兎にも角にも、お金では買えない by T2019/09/30

我が家の近隣では、街のスーパーマーケットから定期的に移動販売車が巡回して下さっています。スーパー店頭価格よりも一品に付き10円の割増で購入できます。自分の時間と自家用車を使って出向くことを考えれば十分お得です。また次週の予約品注文も可能です。

生協の宅配サービスやインターネットショッピングも可能な昨今、徒歩圏内の近隣にお店が無くても全く困らない時代になりました。本当に良い時代です。

ところで近隣の知人で、生協を始めたら買い物に行けなくなり寂しくなって、やっぱり生協を止めたという人がいました。それ以来、複数の人に何故わざわざ車を走らせ頻繁に買い物に出かけるのか尋ねてみました。全てとは言いませんが、ある傾向が見出されました。それは

「兎にも角にも、買い物に出かけるのが楽しいのである。」ということです。

2001年の911同時多発テロ事件の直後、アメリカのブッシュ大統領は国民に買い物を奨励しました。その理由は、買い物は手っ取り早く恐怖や不安、不満ストレスを消し去ってくれるからです。消費は即効性の幻想的万能感をもたらしてくれます。お金を支払えば悩みを一時的に忘れることが出来ます。

でも、本当に大切なものはお金では買えません。現状に満たされ、今ここに居ることの満足感があれば、ひょっとしたら無駄な買い物を抑制できるのかもしれません。

ところで、例の移動販売車から流れてくる至極幼稚でノーテンキな音楽。
あたかも買い物弱者扱い、子供扱いしているような音楽。
何とかなりませんかねえ。
別に買い物に行くことができないわけじゃないんですけどね。