One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ ファームにて「健康野菜」の畝作り開始 by T2017/03/13

「健康野菜」用のファーム、畝作り開始
我が家の敷地は、道路を挟んで家側をガーデン、反対側をファームと呼んでいます。菜園はファーム内にあります。昨日、そこで2017年の夏野菜畝作りを開始しました。

まずは剣スコップで土の天地返しのため帯状の穴を掘り、そして牛糞・鶏糞堆肥、薪ストーブの木灰を入れ、鍬で土を耕しながら畝を作っていきます。

この場所で菜園を営み始めてちょうど10年になります。それ以前は少なく見積もって20年間放置されていた土地でした。そのまた以前は戦中戦後の食糧確保のため、森を拓き畑が作られていたそうです。よって現時点で私たちが確認できる範囲で、ファームは少なくとも30年間、化学肥料、農薬、除草剤が使用されていないということになります。

僕は化学肥料、農薬、除草剤を植物ドーピングの三毒だと認識しています。化学肥料は貪欲、農薬は害虫に対する瞋恚(しんに、怒り)、除草剤は雑草に対する愚痴。貪瞋痴の三毒。三毒を使用するくらいだったら市場で野菜を買えばいいと思っています。わざわざ自分で作る必要がありません。三毒を使用していない野菜を市場にて入手するのが困難だから自分で作るのです。

もうひとつ家庭菜園を営む動機に自給率があります。最近僕は以前ほど日本の食糧自給率に関心がありません。今の僕にとって強い関心は家庭内自給率です。あくまで自産自消(*1)です。政治、経済、社会に丸投げせず、少しずつ自産自消すればほっておいても日本の食糧自給率が高まると思いました。

最初荒地だったファームを耕し始めた時は土が固く雑草や潅木の根がはびこり大変でした。最近ようやくコロイド状のほぐれやすい土になってきました。

化学肥料、農薬、除草剤の他にもう一つファームで使用されていないものがあります。それは耕耘機です。家庭用の小さな耕耘機が販売されており投資してもいいのですが、なるべく機械を所有したくないのと、まだ身体が動くので金象印のスコップと高岡市の鍛冶屋さんで作られた鍬で耕しています。身体が鍛えられます。

というわけで我が家の菜園で収穫される野菜の名称を「健康野菜」と命名しました。

健康な野菜を食べて健康になりましょう。

*1 自産自消については、こちらをごらんください。
http://onesway.asablo.jp/blog/2017/01/02/8300733

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