One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 再現 法隆寺釈迦三尊像が高岡へ by M2017/03/10

再現法隆寺釈迦三尊像  in 高岡
法隆寺釈迦三尊像が、富山県の伝統産業と東京藝術大学とのコラボレーションで再現され、そのお披露目会が昨日、開催されました。定員100名ではありましたが私たち一般人も参加できました。

午後6時過ぎ、会場のウイング・ウイング高岡の4階ホールは関係者と関心のある市民とで一杯で熱気に包まれていました。オープニングセレモニーの一環としてトークイベントが行われ、キュレターの伊東順二さん、日本の文化財復元の第一人者で研究者でもある宮𢌞正明さん他、この事業に携わられた方々の熱い思いを感じました。

トークイベント終了後、再現された釈迦三尊像を間近で見、更に手を触れることまでできました。最新のデジタル技術とアナログな手法で1300年の経年変化が再現されており、その姿と手触り、今も目と手に焼きついています。そして思い出しました。

私たちは家を作るにあたり法隆寺を参考にしたことを。軒をだし外壁を雨から守る構造は、法隆寺の屋根から学んだ結果です。それ以上に、1300年を経ても古びずその経年変化の美しさが日本の伝統建築に宿ることを知ることができたのは法隆寺から学んだ大きな収穫でした。

さて、我が家は築17年目を迎えています。法隆寺と比べるとあまりにもわずかですが、それでも経年変化は進んでいます。すでに補修をしたところもあります。が、それも含めて家と一緒に年を重ねていこうと思いました。

再現された釈迦三尊像は鋳造後、1年かけて経年変化を人間の力で作り出しました。それに対して、我が家は必要に応じて最小限人間の手を加えながら、自然の力での経年変化を楽しめると良いのではなかと思えました。そう考えると億劫な家の補修も楽しめるような気がします。

コメント

トラックバック