One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ ライト・オン・ドライブ by T2017/11/01

日の出前の空
外国、特にヨーロッパやカナダ、アメリカの一部地域など先進国・先進地域を車で走ってみると、如何に日本のドライブ環境が非合理的で未熟なものか実感します。また車を運転すればするほど、経済活動のカラクリに絡め取られ、搾取の対象となるような気がします。

例えば田舎のほとんど車の通らない交差点。ヨーロッパだったらラウンドアバウトと呼ばれるロータリー交差点にするであろう箇所に、日本の場合信号機を設置しています。数百メートル間隔でstop and goを繰り返す羽目に陥ります。あたかも信号機を設置することが目的の如くです。ロータリーの方が必ず減速するので安全でもあります。

例えば田舎のスーパーマーケットの駐車場。車椅子マークの優先駐車スペースに、外見上健常者が堂々と駐車している光景も日本ではよく見かけます。日本の恥ずべき光景です。

例えば田舎の街頭の少ない田んぼ道。ライトを点灯するタイミングも日本人は極めて暗くなってからです。ヨーロッパなどでは昼間もライトを点灯させている場合が多いです。ライトを点灯させることは自分の存在を対向車に知らせるためでもあり、要は自分の身は自分で守るということでしょうか。僕もその世界標準に習い、日本でも点灯させて走るように改めました。

これから暗い時間が長くなる季節です。皆さんライトをつけて運転しましょう・・・と日本人的に申すのかもしれませんが、いやしくも上から目線で僕ごときが言うことでもありません。それに・・しましょうと言われれば言われるほど、自分で考えない依存的人間が増えるような気がするからです。

とにかく僕はライトをつけて運転します。自分と愛車が大切なので。皆さんは皆さんで自分で考えてください。

■ 洗濯日和 by M2017/11/01

洗濯日和
今日は秋晴れ、洗濯日和でした。デッキに張ったロープにシーツとピロケースを干しました。

ロープに洗濯物を干すのは夫のかねてからの願望でした。
1995年に初めてアイルランドを訪れた時、小さな街の民家の庭にロープを張って洗濯物が干されていました。シーツやタオル、シャツやソックスなど、色とりどりの洗濯物が万国旗のように風にたなびく様は今でも目に焼き付いています。それを我が家でもということです。

物干し竿は仰々しいですし、雨に濡れて劣化が進みます。その点、ロープは干す時にだけ張ればいいので、仰々しさはなく、雨に濡れる心配もありません。

そこで考えました!
デッキに手すり用のポールを立てられるように細工をしたのです。ポールにロープを張って、天気の良い日にはシーツやベットパッドなど大きい洗濯物を干します。大きな旗のようにはためく洗濯物を見ると幸せを感じます。

今日は木漏れ日を受けたシーツが揺らめいていました。秋晴れの日の一コマでした。

■ 雪囲いは真冬のキャンプ by T2017/11/02

雪囲い開始
11月1日は庭の雪囲い開始の日と定めています。隣の高岡市にある古城公園や金沢市の兼六園の雪吊り作業が11月1日に開始されるのに我が家もあわせているのです。

我が家の庭は雑木中心の庭のため、門構えの松にするような大きな雪吊りはしません。もっぱらツバキやアジサイ、ニシキギ、ユキヤナギ、アベリアなど花木類を雪の重みによって潰されるのを防ぐために、周囲をわら縄で縛ったり、竹を三脚に立て雪囲いをします。

偉大なナチュラルガーデナーのターシャ・テューダーはかつて述べていました。
「雪は植物にとって天然の毛布」
雪が有るからこそ寒さをしのぐことができるのです。

僕に言わせれば、雪国富山の雪囲いは植物にとって真冬のキャンプ。厳冬を乗り越えるビバーク用のツェルトです。

サッと設営し、ササッと撤収。仰々しい雪吊り用の飾り縛りは雑木の庭に必要ありません。それよりも男結びや棒縛りなど実用的で簡素なロープワークが大事です。

■ 薪割りに酔う by T2017/11/02

今年一年で作った合計13~14立米の薪
以前からためてあった薪用原木を全て割り切り、薪置き場に積み込みました。今年一年で合計13~14立米の薪を作りました。全て斧による手割りです。1シーズンの薪使用量が9~10立米なので、十分に持続可能な量と言えましょう。この薪は来来シーズンに使用します。

玉切りした原木を斧で割ると、割り口から樹木の香りが辺りに漂います。サクラの場合燻製チップに使われるくらいだから、さぞかし良い香りだと思いきや、さほど良くはありません。それに比べればスギやヒノキの方が、新築の家で嗅ぎ慣れた健康的で良い香りが漂います。

しかし香りの良さでダントツの1位はコナラだと僕は思います。この意見に反論する人は受けて立ちましょう。コナラは英語でオークです。キング・オーク・オブ・ウッズ、まさに森の王様です。

コナラの香りは土の精気。それは高級フレンチのソースのようでもあり、ヴィンテージ赤ワインのようでもあり、でも1番近い香りはモルトウィスキーです。

それもそのはず、シングルモルトのスコッチウィスキーはオーク樽で3年以上熟成させることが法律で義務付けられています。銘酒も良質の薪も時間の経過が大事なのです。

コナラ薪の香りは割った直後が最も強く、ひと夏越え薪としてくべる時期には香りはほとんど無くなっています。

香りの無くなったコナラ薪を薪ストーブで燃やしながら、傍でウイスキーグラスを傾ければ、炉辺には芳しいコナラの香りと精気が再び蘇ってくるのです。

TAKES OUT THE FIRE but LEAVES IN THE WARMTH
(歳月は情熱の炎を消し去り、それを温もりに変える。)
アイラの銘酒ラガヴーリンのラベルより

■ ターシャ・テューダーに学んだ、落ち葉の毛布 by M2017/11/03

落ち葉の毛布
写真は我が家の庭です。クリ、ケヤキ、コナラ、カツラなどの落ち葉が一面に敷き詰められています。

以前は夫が朝晩、熊手で落ち葉を掃いていました。この時期は掃いても掃いても次々と葉が落ち、悲しくなっていました。実際、今ブログの記事を書いている最中も窓の外では栗の葉が2枚はらりはらりと落ちました。

ある日、ターシャ・テューダーの庭を取り上げた番組で知ったターシャの実践に「これだ!」と手を叩きました。それが「落ち葉の毛布」です。ターシャが暮らしたバーモント州はアメリカ北東部に位置し、冬はかなり冷え込みます。ターシャは霜の被害を防ぐために、花壇に10cmもの厚さで落ち葉を敷き詰めていたのです。

私たちが住む富山はそこまでは冷え込みません。雪が積もれば雪が毛布となり土壌を霜から守ってくれます。ですからあえて落ち葉をどこかから持ってこなくても、落ちた葉をそのままにしておくだけで大丈夫なのではないかと考えました。

落ち葉の毛布は、日陰の庭でむしたコケを守ってくれているようです。落ち葉掃きをしなくなったここ2、3年でコケのエリアがどんどんと増長しています。葉をすべて落とせば5cmほどの厚さになるでしょうか。掃き掃除の手間が省け、霜被害からコケを守ってくれる、一石二鳥。さらにイライラ、悲しみも解消されました。、ターシャからの学びが多くの効果をもたらしてくれています。

■ イベント準備_ベースメント by M2017/11/03

ベースメントをイベント仕様に
10月30日月曜日にbue-dueのたまちゃんと奥様がイベント用の什器を運び入れてくださいました。そして今日は、ベースメントの片付けを!

これまで9回のイベントにご協力いただいた方々の作品を展示(一部販売)するためにベースメントも展示スペースとして使うこととしました。

普段はガーデニングや家庭菜園用の用具と自転車他、色々なものを納めています。今日はベースメントの半分に用具等を移動させ、残り半分のスペースを展示用に空けました。

ベースメントに展示するのはROMANの自転車と本郷仁さんのガラス造形の予定です。この空間がどのようになるのか、ドキドキワクワク。

イベントの詳細については、こちらをご覧くださいませ。
http://onesway.asablo.jp/blog/2017/09/26/8684458

また、過去のイベントについては、One’s Way- それぞれのあたりまえ -のサイトもご覧いただけると幸いです。
http://www.ne.jp/asahi/ones/way/event.html

■ 800円で1日中楽しみ放題 by T2017/11/04

道路沿いの雪囲い
文化の日の昨日、最高の秋晴れ。一日中、ガーデニングで大いに楽しみました。

朝はいつものように薪ストーブに火をつけ、外が明るくなってから庭へGO!まずは道路沿いのユキヤナギ、ヤマブキ、アベリア、ハギの雪囲い(ワラ縄結束)。

朝食後、朝日が家の中に入り始めたので薪ストーブはフェードアウト。妻と一緒に保存野菜や採取種の整理を兼ねてベースメントの清掃。その後アジサイの結束。

昼食後、ツバキ等の雪囲い、落葉樹等の剪定、妻はオオバコ中心の草取り。

コナラ、ヤマザクラ、イチジクの剪定や菜園の土作りなど、まだまだ作業は残っていますが、つるべ落としの秋の日、本日はここまで。

昨日は900円のワラ縄ひと巻きの9割方を使ったので、およそ800円の出費。国民の祝日に我が家の敷地内から一歩も出ることなく、800円で一日めいいっぱい楽しみました。

うってかわって今朝は雨。こんな天気の日は稼ぎ仕事にうってつけ。心穏やかに働きに行ってきます!

■ bue-dueの什器の魅力 by M2017/11/04

bue-due製作の什器です
写真は11月18日・19日のイベントで使用する什器です。ネストテーブルと棚2本、コーヒーテーブルとスツール4脚が階段下に収まりました。

bue-dueのたまちゃんの頭の中をのぞいてみたいと思うのは私だけでしょうか。ネストテーブルにしろ、棚にしろ、こんなにもコンパクトになるなんて驚きです。

その他にも普段使いをしているbue-due製の家具や木製品が我が家にはあります。どれもたまちゃんの工夫が詰まっています。One’s Way- それぞれのあたりまえ -のイベントでは作家さんの作品と同時に、bue-dueのたまちゃんの職人魂にも触れていただけると思います。

どうぞみなさまのお越しをお待ちしています。

■ 8年目の大人の音楽談義 by T2017/11/05

毎年この時期恒例になりましたピーター・バラカン氏の音楽談義。2010年から欠かさず夫婦で参加しています。今年も昨日行われました。

今年のテーマは、「レーザーターンテーブルで聴く70年代ロック名盤」

大人の音楽談義2017第2回

ワーナーLA関連のヴァンモリスン、ボニーレイット、ランディニューマン、ライクーダー、ジェイムズテイラー、ドゥービーブラザーズなどなど。70年代は大人のロック全盛期。最高の音源と最高の音質(山下達郎風に)と最高のDJで最高の時間を過ごしてきました。

富山は狭い地域柄、この音楽談義に集う大人たちは、おそらく富山における極めてコアな大人のロックフリーク達でしょう。私たち夫婦なぞ敷居が高くて場違いなのかもしれませんが、バリバリ見栄を張って毎年参加しています。今年は一番最前列に踏ん反り返っていました。時には人間ハッタリが大事です。

僕が好んで聴くのは50~70年代のロックが中心です。ですからミューシャンも当然歳をかなり召してきているわけで、つい先日も、ニューオーリンズの巨人ファッツドミノ氏が逝ってしまいました。今年はチャックベリーに始まり、そしてファッツの訃報とロック草創期の偉人がまたひとり去っていきました。悲しいことですが致し方ありません。

Fats Domino

よって表面上は50~70年代は伝説と化しつつあるようですが、決して色褪せ絶滅することは無いでしょう。むしろ一層世界標準の教養的サブカルチャーとして、大人らしい大人のたしなみの一つになりつつ有るといった感があります。ゆえに最近の流行歌ばかり聴いていると流行遅れになるかもしれません。

クラシック、ジャズ、ブルーズ、ソウル、カントリー、AKBジャニーズ 、紅白常連曲などなど音楽ジャンルは多岐ですが「音楽は2種類しかない。それは良い音楽と良くない音楽だけだ。」と言ったのは誰だったっけ?ベニーグッドマン?グレンミラー?

人がどんな音楽を聴いていようがどうでもいいことです。僕は僕自身のことにしか興味がありません。僕は極力良い音楽を聴いてカッコいい大人になりたいです。それが現在52歳の僕の将来の夢です。

■ 紅葉が進む里山。イベント準備を少しだけ by M2017/11/05

3日の文化の日に続いて私はOne’s Way- それぞれのあたりまえ -イベント準備の1日となりました。

ハウチワカエデの紅葉

第1日曜日ですので「金山里山の会」の薪焚き人の会の活動に夫は朝から出かけました。その間私はキッチンの掃除、紫陽花のドライフラワーの整理、お蔵入りとなったTVラックの解体など。そうこうしていると、「金山里山の会」の活動を終えた夫が帰って来ました。半日があっという間に過ぎました。

午後は夫が仕事に出かけ、私は庭の草取り。風は冷たかったのですが、日向で作業をすると汗ばむほどに。太陽の力は偉大です。秋の日はつるべ落としという通り、3時を過ぎ風が冷んやりとなって来たので草取りは終了。今は5時過ぎ、薄暗くなっています。

これから夕食の準備に取り掛かります。今日は豚肉で味噌鍋を作る予定です。残り物のインゲンと油揚げの煮物も一品に加えましょう。それから…、

ヤマボウシの紅葉

写真は我が家の紅葉です。里山に住んで17回目の秋ですが、今年の紅葉がこれまでで一番綺麗な気がします。庭の整備、樹木の管理が進んだこともありますが、一番の理由はこの1週間の朝晩の冷え込みでしょう。日に日に紅葉が進んでいます。黄緑色から黄色へ、そして赤色へ。ハウチワカエデとヤマボウシを撮りました。