One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 移動する家で遥かなる旅路 by T2017/07/22

移動する家
災害の多い日本の場合、どこに住もうともその家に永住できるとは限らない。

そのため例えば耐震リフォームを新たに僕はするかと問われれば、僕はしない。そのお金を貯金しておいて家が倒壊した時は再建費用に当てる。かつて私たち夫婦は土地を購入し家を構えたが、さらにもう一軒分の建築資金をリスク管理として貯えておく。幸運にも被害に遭わなければそれはそれでさらに幸運。

でも今度家を構えるとしたら、僕はトレーラーハウス(キャンピングカー)を選択する。

小学生だった頃、僕は公園に展示してあったSL蒸気機関車を時々訪れ、そこに住みたいと本気で思っていたことがある。機動車両がキッチンで客車がリビング兼寝室。

中学生の時、映画『コンボイ』を観て、運転席の後ろにベッドルームを備えている大型トラックに憧れた。子供の頃からモバイルハウス(移動する家)に対する潜在的な憧れがあったのかもしれない。

地震、洪水、土砂災害に遭遇し、家が倒壊したと仮定する。土地そのものが消滅する可能性は低いと思われるので、その私たちの所有地を何とか復旧し、上下水道を修復し、そこにトレーラーハウス用の駐車スペースまたはガレージを整備するのだ。トレーラーハウスだったら自己資金を使わなくても地震保険金で入手でき、さらにお釣りがくるかも。

トレーラーハウスの暮らしは現在よりもさらにシンプルライフになりそう。僕は学生時代、キャンピング自転車にテント等生活道具を積んで旅をした。その経験から学んだことは、人間一人が生きていくのに必要なモノは自転車一台に積むことができるということだ。トレーラーハウスだったら夫婦二人分ぐらい充分キャパシティがある。

トレーラーハウスだと、平時はカーキャンピングでシニア旅行、非常時は家ごと避難場所へ移動。

何か不思議と楽しくなってきた。