One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ One’s Way Part1(その4)2017/10/22

今は廃刊となっている『月刊ニューサイクリング』誌の2013年11月号に掲載された作品です。
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■ 雨の日はガーデニング

家のドアを開けたその瞬間から、サイクリングに適した道が続く。これがわが家One’s Wayのアピール・ポイントだ。僕が所属するサイクリングクラブTEAM ROMANのメンバーも時々、練習で我が家の前を通ることがある。

「ドアを開けた瞬間からサイクリングロード」否、僕たち夫婦はさらに極めたいと思った。それは「わが家One’s Way自身が森の中の小径」になること。家という点が道という線に含まれてしまうことを。出口無しの箱のような家には住みたくない。里山の風景に溶け込んだ色とりどりの花木の中を通る小径、そんな小径に寄り添った、風通しの良い東屋のような家に住みたいと思った。
ここまで辿り着いて僕はふと考え始めた。サイクリングとガーデニング、どちらを選択すればよいのだろうかと。サイクリングもガーデニングも共にアウトドア。そして明るい日中が活動時間だ。暗い夜に行うのは不可能ではないにしても、極めて無理がある。お互い時間と日光の争奪戦になっていった。そこで僕は一つのルールを決めた。

「雨の日はガーデニング。雨の日には、原則としてサイクリングしない。」


菜園を営む
※ 薪ストーブから作られた灰を撒いて、菜園を営む。それは明日を走る糧となる。

スチールでできたバイクに、雨は決して恵みの雨にはならない。しかし庭や菜園には雨が必要だ。正に慈雨(じう)である。雨の日は、花や樹木の気持ちになって、恵みの雨を讃えながら庭仕事をするようになった。だからといって晴れた日にガーデニングをしないとは言っていない。夜明けから日没までサイクリングすることなんてめったにない。走ってきてから庭仕事をすれば良いのだ。あくまで雨の日はバイクに乗らないというルールだ。

だから僕のバイクにはマッドガードは必要ない(そもそもロードバイクにもピストバイクにもマッドガードは最初から存在しない)。そして革サドル、皮バーテープ、皮製ツールバックを装備していても安心。


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