■ One’s Way 秋の庭 by M ― 2017/10/01
写真はOne's Wayの庭です。


秋空の元、ヤブランとタマスダレがパヴェの脇を飾っています。
共に私の実家の庭にあったものを一昨年移植しました。移植当初はまばらでしたが、株が増え見応えが出てきました。花の時期が比較的長いのも魅力の一つです。

続いてヒオウギの実です。
夏の間は力強い印象の橙色の花が咲いていました。秋から冬にかけては花に変わって、この黒い実を楽しみます。切ってドライフラワーのように活けてもいいですね。

さて、昨日の庭で悲鳴をあげた一枚、原木椎茸です。
昨年の春に夫が菌を打ったものです。時々、椎茸が出ていないかを確かめていたのですが、しばらく目を離した隙にこの有様でした。直径20cm以上に巨大化した椎茸が10数個取れました。半分を佃煮に、1個はハッシュドビーフに、残りは冷蔵庫に入っています。今日の夕ご飯にバター焼きで食べるつもりです。私は原木椎茸の食感とジューシーさが大好きです。スーパーマーケットで売っている椎茸とは別物なのではないでしょうか。
One’s Wayの庭は秋真っ盛り。この後、落葉広葉樹の紅葉が進んで葉を落とし、景色が変わっていくことでしょう。
■ 戦略的互恵関係 by T ― 2017/10/01

「薪にしない?」と声をかけられた時は、原則断らないことにしています。声をかけてくださった人は、樹木を剪定したり伐採したりして処理に困っているかもしれません。大工さんだったら木っ端を燃やしたりすることができず困っているかもしれません。
我が家の薪のストックが少ない時は、是非にでも欲しいのでお互いメリットがあります。ストックが十分でこれ以上ストックできない時も、原則断らないようにしています。
薪ストーブライフを続けて17年経過し、薪ストーブ仲間のネットワークもできました。必ず誰か薪を欲しがっているな仲間がいるはずです。そちらに回してあげるのです。
今日、新しい薪焚き人の会員が増えました。早速焚き付け用の木っ端を回してあげました。
自分が仲介することで少なくとも3人の男が幸せになりました。木っ端の処理に困っていた大工さんと新しい薪焚き人、そして僕です。僕も困った時、助けてもらえるネットワークが強化されたからです。
我が家の薪のストックが少ない時は、是非にでも欲しいのでお互いメリットがあります。ストックが十分でこれ以上ストックできない時も、原則断らないようにしています。
薪ストーブライフを続けて17年経過し、薪ストーブ仲間のネットワークもできました。必ず誰か薪を欲しがっているな仲間がいるはずです。そちらに回してあげるのです。
今日、新しい薪焚き人の会員が増えました。早速焚き付け用の木っ端を回してあげました。
自分が仲介することで少なくとも3人の男が幸せになりました。木っ端の処理に困っていた大工さんと新しい薪焚き人、そして僕です。僕も困った時、助けてもらえるネットワークが強化されたからです。
■ 簡単!秋のドライフラワー by M ― 2017/10/02
先週の金曜日、ラジオから秋のドライフラワー作りに関する話が流れてきました。この時期は空気が乾燥していてドライフラワー作りに適していること、色味が減るこれからの季節に部屋を飾ることができることなどを話されていました。
夫も同じ番組を車内で聞いていたようです。帰宅後、「アナベルは緑色になってからドライフラワーにするといいんだって」と。

早速、週末に庭に残っていたアナベルを含む紫陽花とマリーゴールドをドライフラワーにしました。紫陽花は木の上ですでにドライフラワー化していましたので、切って花器に活けただけです。大輪の本紫陽花もドライフラワーにしました。直径20cmはあるでしょう。

マリーゴールドは逆さに吊るしておきました。このマリーゴールドは、地域の高齢者学級からの頂き物です。次々の花を咲かせ3ヶ月以上楽しめています。昨日の朝は、金山地内を1時間走ったのですが、その多くのお宅の庭先でマリーゴールドを見ることができました。まだ蕾をたくさんつけているので後ひと月は花を楽しめそうです。さらに、次の冬はドライフラワーも楽しめます。

切って花器に入れただけです。

Hongo Jinさんの作品にも活けてみました。
在宅時は大抵ラジオを聴いています。先週の金曜日のように思いがけすお得な情報を得られることがあるのはラジオの醍醐味の一つかもしれません。
■ 第4クオーター突入 by T ― 2017/10/02

今年も最終クオーターに入りました。マラソンで言えば30キロ過ぎ。これからが本当のマラソンという距離区間いわばゾーンに突入です。
さて恒例のごとく第3クオーター終了時(9カ月間)のデータです。
・スーパーマーケットへ行った回数:1回
・外食回数:30回
・購入したビール本数:8本/350ml
・飲んだワインの本数:39本
・購入した書籍新聞冊数:3冊
スーパーマーケットへ行った回数は、昨年の2回を下回るペースです。ここまでのレベルになると、もはや私たち夫婦のライフスタイルにはスーパーマーケットは必要ないということでしょう。レジの仕方を忘れてしまいました。
外食回数は、熊野古道へ旅行したため多くなりました。とはいうものの1日3食で合計819食中の30食。我が家の外食の定義は家で調理しない食事ですから、ベーカリーでカツサンドを買ってきて家で食べたのも外食としてカウントしています。
先日あることに気が付きました。それはこういうことです。21世紀に入って私たち夫婦は回転寿司屋さんに入ったことが一度も無いという事実です。
ビールは購入したビール本数ですから、盆正月や宴会のビールは別です。それと比較してワインは一週間に夫婦で1本空けるので39本。1本1000〜2000円なので一人当たり多く見積もって1000円/週。毎日ビールは無論発泡酒を飲むより価格的に安いと思われます。
書籍はウェブで購入した本が2冊(コルビュジエ著『小さな家』とオットーシャーマー著『U理論』)、書店で購入した本が1冊(『地球の歩き方スコットランド湖水地方』)。我が家の読書の95パーセント以上は図書館の書籍に依存しています。読書ペースは週に2〜3冊のペースです。少なくとも時間の洗礼を受けたロングセラーの古典良書は図書館から無料で借りることができるということでしょう。本当の人類共有の世界遺産とはビジネスとは一線を画していると思われます。
今年もあと3カ月です。終盤に失速しないよう気を引き締めてシンプルライフを続けたいと思います。
さて恒例のごとく第3クオーター終了時(9カ月間)のデータです。
・スーパーマーケットへ行った回数:1回
・外食回数:30回
・購入したビール本数:8本/350ml
・飲んだワインの本数:39本
・購入した書籍新聞冊数:3冊
スーパーマーケットへ行った回数は、昨年の2回を下回るペースです。ここまでのレベルになると、もはや私たち夫婦のライフスタイルにはスーパーマーケットは必要ないということでしょう。レジの仕方を忘れてしまいました。
外食回数は、熊野古道へ旅行したため多くなりました。とはいうものの1日3食で合計819食中の30食。我が家の外食の定義は家で調理しない食事ですから、ベーカリーでカツサンドを買ってきて家で食べたのも外食としてカウントしています。
先日あることに気が付きました。それはこういうことです。21世紀に入って私たち夫婦は回転寿司屋さんに入ったことが一度も無いという事実です。
ビールは購入したビール本数ですから、盆正月や宴会のビールは別です。それと比較してワインは一週間に夫婦で1本空けるので39本。1本1000〜2000円なので一人当たり多く見積もって1000円/週。毎日ビールは無論発泡酒を飲むより価格的に安いと思われます。
書籍はウェブで購入した本が2冊(コルビュジエ著『小さな家』とオットーシャーマー著『U理論』)、書店で購入した本が1冊(『地球の歩き方スコットランド湖水地方』)。我が家の読書の95パーセント以上は図書館の書籍に依存しています。読書ペースは週に2〜3冊のペースです。少なくとも時間の洗礼を受けたロングセラーの古典良書は図書館から無料で借りることができるということでしょう。本当の人類共有の世界遺産とはビジネスとは一線を画していると思われます。
今年もあと3カ月です。終盤に失速しないよう気を引き締めてシンプルライフを続けたいと思います。
■ One’s Way 秋の庭より by M ― 2017/10/03

写真は庭の花を活けたものです。
夏の初めに咲き始めたキンシバイがまだ花を咲かせています。そろそろ花も終わりを迎えたようで、残っている最後の数輪の二つを切ってきました。今年の夏に訪れた熊野で購入した一輪挿しに活けました。
ホトトギスは今が盛りです。9年前の造園時に植えていただいた山野草の一つです。その多くは消えたのですが、残っている数少ない種の一つです。キンミズヒキは私の実家から移植した紫陽花の株にくっついてきたようです。紫陽花の根元で花を咲かせていました。花器はCONRANショップの定番品です。
そしてドライフラワー化したアナベルが一輪。剪定時に切ったものを大寺幸八郎商店さんの花器に…
4種とも特に手入れはしていないのですが、毎年花を咲かせてくれます。条件があっていたのでしょう。
花木には我が家の庭の条件に合うものと合わないものがあるようです。我が家を気に入ってくれる花木が根付いてくれれば私は十分。そうすれば虫や病気の心配をする必要がありません。花木にとっても心地よい場所で生きられることは幸せなことではないかと思います。
我が家の庭を気に入ってくれる花木と共に過ごせる毎日。幸せなことですね。
夏の初めに咲き始めたキンシバイがまだ花を咲かせています。そろそろ花も終わりを迎えたようで、残っている最後の数輪の二つを切ってきました。今年の夏に訪れた熊野で購入した一輪挿しに活けました。
ホトトギスは今が盛りです。9年前の造園時に植えていただいた山野草の一つです。その多くは消えたのですが、残っている数少ない種の一つです。キンミズヒキは私の実家から移植した紫陽花の株にくっついてきたようです。紫陽花の根元で花を咲かせていました。花器はCONRANショップの定番品です。
そしてドライフラワー化したアナベルが一輪。剪定時に切ったものを大寺幸八郎商店さんの花器に…
4種とも特に手入れはしていないのですが、毎年花を咲かせてくれます。条件があっていたのでしょう。
花木には我が家の庭の条件に合うものと合わないものがあるようです。我が家を気に入ってくれる花木が根付いてくれれば私は十分。そうすれば虫や病気の心配をする必要がありません。花木にとっても心地よい場所で生きられることは幸せなことではないかと思います。
我が家の庭を気に入ってくれる花木と共に過ごせる毎日。幸せなことですね。
■ イチジクのコンポート、作ってみました! by M ― 2017/10/03

写真はイチジクのコンポートです。
知人から作るのは簡単だけと美味しさは抜群と聞き、早速作ってみました。知人は赤ワインを加えるそうですが、私はもったいなくて赤ワインを加えることができず砂糖だけで作りました。
イチジクにイチジクの重さの30%の砂糖を加え煮るだけです。これまではイチジクはジャムにしていました。しかし、コンポートは皮を剥く必要がなくジャム作りの3割ほどの労力で出来上がり!ヨーグルトやバニラアイスに添えていただいています。
イチジクの幼木を定植して3年目にして次々と収穫できるイチジク。その外観で敬遠していたイチジクですが、その美味しさを知ったのはお隣の石川県津幡町の喫茶店「古楽屋」さんで食べたトーストに添えられていたジャムでした。
最近は赤ワインを飲む時に生のイチジクをアペリティフにします。相性は抜群です。J-WAVEの土曜日朝の番組「ラジオドーナッツ」の放送で、山田玲奈さんが絶賛していました。それがきっかけで、試してみたら期待以上に美味しかったので今では我が家の定番となっています。
イチジクの美味しさをもっと早くに知っていたら…、悔やんでも悔やみきれません。
知人から作るのは簡単だけと美味しさは抜群と聞き、早速作ってみました。知人は赤ワインを加えるそうですが、私はもったいなくて赤ワインを加えることができず砂糖だけで作りました。
イチジクにイチジクの重さの30%の砂糖を加え煮るだけです。これまではイチジクはジャムにしていました。しかし、コンポートは皮を剥く必要がなくジャム作りの3割ほどの労力で出来上がり!ヨーグルトやバニラアイスに添えていただいています。
イチジクの幼木を定植して3年目にして次々と収穫できるイチジク。その外観で敬遠していたイチジクですが、その美味しさを知ったのはお隣の石川県津幡町の喫茶店「古楽屋」さんで食べたトーストに添えられていたジャムでした。
最近は赤ワインを飲む時に生のイチジクをアペリティフにします。相性は抜群です。J-WAVEの土曜日朝の番組「ラジオドーナッツ」の放送で、山田玲奈さんが絶賛していました。それがきっかけで、試してみたら期待以上に美味しかったので今では我が家の定番となっています。
イチジクの美味しさをもっと早くに知っていたら…、悔やんでも悔やみきれません。
■ 名月は必ずしも満月ならず by T ― 2017/10/04

今晩、名月を拝むことができればと祈っています。今年の中秋の名月は満月から2日前、つまりちょっと欠けた月。でもそんな不完全さに美を見出してきた古来日本人の感性に脱帽です。
ガーデニングも不完全さを受容すればとても楽しいものになります。こうあらねばならないとか、こうあるべきとか頑なになると辛いものになると思います。
清濁合わせ飲む。
と自らに言い聞かせています。
ガーデニングも不完全さを受容すればとても楽しいものになります。こうあらねばならないとか、こうあるべきとか頑なになると辛いものになると思います。
清濁合わせ飲む。
と自らに言い聞かせています。
■ 最後の夏野菜 by M ― 2017/10/04

写真は今日収穫できた野菜です。
最近は夏野菜の成長スピードがかなり遅くなったので、三日に1度ほどの頻度で収穫をしています。今日はゴーヤ、ピーマン、ナス、オクラ、シシトウを収穫できました。さらに、シイタケ2個と大根の間引き菜ボールに一杯とイチジク3個。
最高気温が25度を切るとゴーヤとオクラの成長が止まります。ナスの花はすでに咲かなくなっています。ピーマンがゆっくりとでは成長を続けている感じですが終わりは間近でしょう。
6月中旬にナス、ピーマン、シシトウの初物を、7月中旬にオクラ、ゴーヤの初物を収穫してからそれぞれ4ヶ月、3ヶ月食卓を賑わせてくれました。最後の夏野菜を大切に調理して食したいと思います。
根菜類と葉物の収穫まで、冷凍庫にストックしてある冷凍夏野菜でしのぐことになりそうです。
最近は夏野菜の成長スピードがかなり遅くなったので、三日に1度ほどの頻度で収穫をしています。今日はゴーヤ、ピーマン、ナス、オクラ、シシトウを収穫できました。さらに、シイタケ2個と大根の間引き菜ボールに一杯とイチジク3個。
最高気温が25度を切るとゴーヤとオクラの成長が止まります。ナスの花はすでに咲かなくなっています。ピーマンがゆっくりとでは成長を続けている感じですが終わりは間近でしょう。
6月中旬にナス、ピーマン、シシトウの初物を、7月中旬にオクラ、ゴーヤの初物を収穫してからそれぞれ4ヶ月、3ヶ月食卓を賑わせてくれました。最後の夏野菜を大切に調理して食したいと思います。
根菜類と葉物の収穫まで、冷凍庫にストックしてある冷凍夏野菜でしのぐことになりそうです。
■ 名残りの名月 by T ― 2017/10/05

昨晩、車のAMラジオから映画『陰陽師』のメインテーマなど雅楽が流れていました。空には薄い雲のかかった中秋の名月。家に着き車のエンジンを切ると虫の音。あらゆるものが宇宙と一体化したような気分でした。
里山は月明かり。青い夜はここ最近の冷気を一層冴えたものに。
さあ、もうすぐ薪ストーブに火が帰ってきますよ。週末はいつでも火入れできるように準備せねば。ついでに網戸も外して掃除です。
里山は月明かり。青い夜はここ最近の冷気を一層冴えたものに。
さあ、もうすぐ薪ストーブに火が帰ってきますよ。週末はいつでも火入れできるように準備せねば。ついでに網戸も外して掃除です。
■ 生命の水 by T ― 2017/10/05

ひと雨ごとに秋が深まっていきます。これからの時期、富山は曇天が多くなっていきます。夏の雨と異なり、秋のこぬか雨が我が家のパヴェ(石畳)をしっとり濡らすと、まるでアイルランドやU.K.の森の小径のようです。
だから富山の風景と天気にはウィスキーがとても似合うと僕は思います。特にスコッチウィスキーが絵になります。その理由は富山は海あり山ありだからです。スコッチウィスキーも海系のハードなアイランズ・シングルモルトと丘陵系のエレガントなスペイサイド・シングルモルトがあって、その時の気分によって楽しめるからです。
僕がスコッチのシングルモルトを飲み始めた当初は、スモーキーな海系を飲んでいました。ボウモアやラフロイグ、アードベックなどのスモーキーなシングルモルトはその個性が明快でパンチが効いていたからです。薪ストーブライフにも相性が良かった。また住まいが里山にあるためその対極としての海の要素に惹かれたのかもしれません。要はバランスの問題です。
ところが最近は、ノンピート・ノンスモーキーなスペイサイドやローランドのシングルモルトに趣向が移行しつつあります。ザ・グレンリヴェットやオーヘントッシャンなどの、一見ライトで控えめな印象にも思えますが、ピート臭で誤魔化さず「いつか本当の大人になればこの良さが分かるはず」と決して自ら強引なセールスをしてこない紳士的なシングルモルトに惹かれつつあります。実はこちらのシングルモルトの方が和食を頂いた後の食後酒として相性が良いと思われます。
どちらが勝っているということではありません。その時その時の状況と気分で楽しめば良いと思っています。
ただ、「一本だけ選ぶとしたら?」と尋ねられたら、今現在の僕は、タリスカーとラガヴーリンを選びます。同点一位で甲乙付け難く二本になりました。タリスカーもラガヴーリンも共に海系ですね。
今回の記事はマニアックなウンチク系になりました。謝謝
参考:ウィスキーという言葉はウシュクベーハ(Uisge Beatha)というゲール語(スコットランドの母国語)からきており、ウシュクは水、ベーハは生命という意味だそうです。つまりウィスキーとは「生命の水」という意味です。
写真説明:ボウモア26年、箱の切り抜きです。2009年に妻の両親がスコットランドと湖水地方を旅行した時のお土産です。かなり苦労してお店と交渉し買ってきてくれた秀逸品。最高に楽しませてもらいました。
だから富山の風景と天気にはウィスキーがとても似合うと僕は思います。特にスコッチウィスキーが絵になります。その理由は富山は海あり山ありだからです。スコッチウィスキーも海系のハードなアイランズ・シングルモルトと丘陵系のエレガントなスペイサイド・シングルモルトがあって、その時の気分によって楽しめるからです。
僕がスコッチのシングルモルトを飲み始めた当初は、スモーキーな海系を飲んでいました。ボウモアやラフロイグ、アードベックなどのスモーキーなシングルモルトはその個性が明快でパンチが効いていたからです。薪ストーブライフにも相性が良かった。また住まいが里山にあるためその対極としての海の要素に惹かれたのかもしれません。要はバランスの問題です。
ところが最近は、ノンピート・ノンスモーキーなスペイサイドやローランドのシングルモルトに趣向が移行しつつあります。ザ・グレンリヴェットやオーヘントッシャンなどの、一見ライトで控えめな印象にも思えますが、ピート臭で誤魔化さず「いつか本当の大人になればこの良さが分かるはず」と決して自ら強引なセールスをしてこない紳士的なシングルモルトに惹かれつつあります。実はこちらのシングルモルトの方が和食を頂いた後の食後酒として相性が良いと思われます。
どちらが勝っているということではありません。その時その時の状況と気分で楽しめば良いと思っています。
ただ、「一本だけ選ぶとしたら?」と尋ねられたら、今現在の僕は、タリスカーとラガヴーリンを選びます。同点一位で甲乙付け難く二本になりました。タリスカーもラガヴーリンも共に海系ですね。
今回の記事はマニアックなウンチク系になりました。謝謝
参考:ウィスキーという言葉はウシュクベーハ(Uisge Beatha)というゲール語(スコットランドの母国語)からきており、ウシュクは水、ベーハは生命という意味だそうです。つまりウィスキーとは「生命の水」という意味です。
写真説明:ボウモア26年、箱の切り抜きです。2009年に妻の両親がスコットランドと湖水地方を旅行した時のお土産です。かなり苦労してお店と交渉し買ってきてくれた秀逸品。最高に楽しませてもらいました。